未経験でも医療事務になれるの?勉強すべき3つのポイント

就職・転職・働き方

こんにちは!

医療事務歴8年の板チョコと申します。

私は医療事務の専門学校を2年間通い、中規模の病院で8年間外来で勤務しております。

今回は“未経験”でも医療事務になれるのか?をテーマに解説していきます。

未経験でも医療事務になれるの?
医療事務をやってみたいけど、何を勉強したらいい?
と悩んでる方に向けた記事です。
今の仕事を辞めて転職考えてる方、子育てが落ち着き共働きを考えてるよっていう方はぜひ読んでみてくださいね。

未経験でも医療事務になれる!

医療事務は未経験でも採用されます。

私の職場でも未経験の派遣職員さんと一緒に働いてます。

医療事務には国家資格がなく、社会人マナーとある程度の医療の知識があれば働けるので参入障壁が低い職種です。

また、離職率が高い(結婚や出産を機にやめる方も多い)ため、求人を募集している医療機関も少なくありません。

医療事務の仕事内容とは

医療事務はどんな仕事なのか、イマイチ分からないという方もいらっしゃると思います。

具体的にどんなことをするのか、確認していきましょう。

医療事務の仕事①「受付対応」

皆さんも病院に受診する時、まず声をかけるのは受付窓口ですよね?

医療事務の仕事の1つに受付対応があります。

例えば、患者さんが来院されたら

医療事務(女性:左)
受付事務

こんにちは。今日はどうされましたか?

一般人(男性)①
患者さん

すみません、昨日からお腹が痛くて…

医療事務(女性:左)
受付事務

かしこまりました。診察券と保険証をお預かりします。

お近くでお掛けになってお待ちください。

と言った会話をイメージされるかと思います。

患者さんが来院されたら、受診する理由を聞いて受付をする仕事です。

自分が就職して1年目の頃は何を聞いたらいいか分からず毎日パニックでした(笑)

患者さんがどんな思いで病院に来たのか、気持ちをくみ取ってあげることが大切ですね。

医療事務の仕事②「診療費の会計入力」

患者さんの診察が終わったら、医師のカルテ(診療録)を確認して診療費を計算します。

診療費の計算方法は、診療報酬に則って計算します。

「診療報酬って覚えることが多くてやってられないよ」

「医療の知識がなくても計算できるの?」

安心してください!

就職したばかりの未経験者に会計入力をさせることはありません。

働きながら職場の先輩方に教われば自然と計算方法が身につきます。

※今後このブログでは、診療報酬の算定方法についても解説していきます。

よろしければ他の記事もご参照ください。

医療事務の仕事③「レセプト点検」

レセプト(診療報酬明細書)とは、保険者(社会保険支払基金や国民健康保険連合会)に送る請求書のことです。
保険者にレセプトを送ることで患者さんが負担しない分の金額が病院に支払われます。
※例えば、保険証の負担割合が3割の場合
診療費の3割を患者さんが負担し、残り7割は保険者が負担することになります。

レセプトの提出期間はそのレセプトの翌月10日までとなっているため、月初めにレセプトを点検して送る仕事があります。

日々の診療や努力もレセプトを送ることによって病院の利益になり、成果へとつながります。

医療事務になるために勉強すべきポイント3つ

先ほど、医療事務の仕事内容について知ってもらいました。

その上で、未経験から働く上で覚えてもらいたいことを3つご紹介します。

これから紹介する順に勉強してもらえるとより働きやすくなりますのでぜひ読んでみてください。

未経験で勉強すべきポイント①「保険証の見方を覚える」

先ず未経験の方に勉強してもらいたいことは、保険証の見方を覚えることです。

仕事内容の1つに「受付対応」がありましたね。

受付では、患者さんが来院されたら月に1度、保険証の確認をします。

・保険証が新しくなってないか
・負担割合が変わってないか

保険証が違うと返戻(審査支払機関から間違いを指摘され、レセプトが差し戻されること)になり、病院の収益に大きく影響してしまいます。

保険証の種類は、国保と社保の2つに大きく分けられますが、保険証によって記載の仕方は様々です。

保険証で確認すべきポイント

  • 被保険者番号
  • 記号・番号・枝番
  • 資格取得年月日
  • 有効期限または資格喪失年月日
  • 負担者割合

上記のポイントを踏まえて、保険証のどこを見たらいいか覚えておきましょう。

未経験で勉強すべきポイント②「身体の構造を知る」

2つ目に身体の構造を知ることです。

・患者さんの症状「どこが痛いのか」等を他のスタッフに伝える時
・カルテを見て「なんの治療をしたのか」状況を把握する時

医療の現場では、身体を指して相手に説明したり、判断することが多いです。

身体の知識が少しでもあれば、スタッフ同士の連携も取りやすくなり、業務をこなすスピードもあがります。

また、患者さんが何を伝えたいのかイメージしやすくもなりますね。

最初から身体の構造すべてを知る必要はありませんが、就職先の病院の診療科に合わせて勉強しておくと仕事も覚えやすくなると思いますよ。

未経験で勉強すべきポイント③「診療報酬を勉強する」

3つ目に診療報酬を勉強することです。

ある程度仕事に慣れてきたら、会計入力やレセプト点検もやることになります。

患者さんに診療費の内訳を聞かれることもあります。

診療報酬は、覚える範囲も広く難しい分野ですが医療事務をやっていくのに必要不可欠です。

余力があれば、勉強してみてください。

まとめ

このブログでは、“医療事務の仕事内容”や“勉強すべきポイント”について解説していきました。

未経験でも医療事務になれます。そして、勉強をすることで働きやすさにもつながります。

医療事務を目指す方々に少しでもお力添えができればと思っております。

頑張ってくださいね!応援してます!

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